夜、碇泊解いて提督吐いてるよ
よるていはくといてていとくはいてるよ
碇泊とは船が碇(イカリ)をおろしてとまることを表す言葉なので解くという言葉を使うのは筋が通っている。また、提督は船の指揮官なので命令として解くという言葉を用いている。そして、この回文は提督が夜出航のため碇泊を解くが、そのとき吐いている姿を目撃してしまうというもので、これは提督という堅い肩書きとは裏腹な船に酔いやすいという弱い一面を持ち合わせたお茶目な提督の物語である。
埼玉県
武次郎 さんの回文作品
(投稿:2014/11/23)